作者紹介

クラシックに縁のない家庭に育ったにもかかわらず、大人になってからヴァイオリンを始めた。

使用楽器は非常にパワーがあり、艶のある音色。まだまだ弾き熟せていない。

クラシックのコンサートを聴きに行き、楽屋口でアーティストにサインしてもらうことにはまっている。

カルミナ・ブラーナ
2009年コーロ・ディ・プリマヴェーラ特別演奏会2009年7月19日(日)コーロ・ディ・プリマヴェーラ特別演奏会
◆指揮 河崎 聡
◆ピアノ 吉田衣里
◆独唱 内藤里美(ソプラノ) 小餅谷哲男(テノール)
     田中 勉(バリトン)
◆管弦楽 オーケストラ千里山
◆合唱 コーロ・ディ・プリマヴェーラカルミナ特別合唱団
     大阪すみよし少年少女合唱団
◆場所 京都コンサートホール大ホール
◆プログラム
L.V.ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
C.オルフ/世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」

「カルミナ・ブラーナ」はこれまでに合唱では2度歌ったことがありまして、いつか機会があればヴァイオリンで参加してみたいと思っていました。ついにその機会が巡ってきました。この日オーケストラの一員として参加しました。前半のベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番は演奏するまでは知らなかったのですが、この演奏会を機会に大好きな曲の1つとなりました。演奏してみるとベートーヴェンの曲は音形が素直ですが基礎が出来ていないと難しいことがよくわかります。さて、「カルミナ・ブラーナ」は技術的なことも必要ですが、何よりもリズム感が必要です。特に9番の連続ピツィカートが難しかったです。2009年「カルミナ・ブラーナ」第2部のIN TABERNAは合唱では男声しか出番がありませんが、ヴァイオリンは11番と14番に出番があって、しかもリズム感を要するフレーズだらけです。不協和音の部分もありますが合唱と合わせると楽しかったです。演奏し終わった後は久しぶりに大きな達成感を感じることができ、本当に良い経験になりました。

漆原啓子さんのレッスン
第2回 (2000.12.20 新大阪ベーゼンドルファースタジオ)

幸運なことに、再び啓子さんにレッスンを受ける機会が巡ってきました。無理を言って主人に伴奏に来てもらいました。今回曲はチャイコフスキーの「メロディ」を選びました。ひととおり弾き終わったところで、啓子さんに「前よりは良くなってるよ。音も出てるし。」と言われ嬉しく思いました。「でも右腕がやっぱり下がってくるから、それを直しましょう。」と言われ、直されました。「弾く前に腕を回してから弾いたらいいかもね。」といわれました。今回は曲の中身もみていただけました。

(1)導入部から9小節まではフレーズが途切れてしまわないように。(私の場合、移弦が遅いから音が切れてしまうのです。)

(2)9小節目のラ♭ファシのシの音は待ちすぎないで。17小節目のソも同じ。

(3)19小節目のラ♭ラ♭ソファミレフォミの部分で遅くなる。grazioso scherzando(おどけた感じ)に弾かなくてはならないから、遅くなってはいけない。右手は移弦になるが、肘の角度をいちいち変えていたら間に合わない。左手も音を覚えていない状態なので。部分練習を。

(4)36小節目から48小節まで、啓子さんが使ってるボウイングで弾いてみたらと言われ楽譜に記入されました。

(5)装飾音の部分は早めにトリルをやめて装飾音に入らないと間に合わない。

(6)69小節目のソソソは弓を大きく。81小節目は急に遅くならないで。はじめは速く弾いて徐々にゆっくり消えるように。

(7)ヴィヴラートは低音は肘からかけていいけれど、高音は演歌みたいになってしまうので肘からかけない。

とまあ、こんな具合でした。啓子さんに「プロになるわけじゃないけど、ちょっとしたことに気を付けて弾けばもっと難しい曲が弾けるかもしれないし、その方が楽しいと思うよ。」と言われました。教わったことがプラスになるよう頑張っていこうと思いレッスン会場を後にしました    

第1回 (2000.3.3 新大阪ベーゼンドルファースタジオ)

ふとしたきっかけで、漆原啓子さんのレッスンを受けることになりました。大人から始めたヴァイオリン も10年目になろうとしていた時に思わぬ好機に恵まれたものです。 15:00少し前に会場のベーゼンドルファースタジオに着いて、中に入ると、前の人がレッスンを受けていて、啓子さんが「前奏曲とアレグロ」を弾いていました。すごいなあと思って聴いているうちに私の順番が巡ってきました。 迷った末、曲は「レゲンデ」を選んだのですが、これが失敗でした。緊張していたこともあって思うようには弾けません。 目の前ではじっと見ています。弾き終わってすぐ言われたことは、「ヴァイオリンの構え方が良くない」ということと、 「肩当が高すぎる」ということでした。構え方もその人の体型によって多少の違いはあるのですが、私の場合演奏するのに負担 のかかる無理な姿勢だったのです。『こんな基本的なことを忘れていたなんて』と思っているうちに時間は過ぎてレッスンは終 わってしまいました。私のような素人に本当に丁寧に教えて下さった上、私が忘れかけていた基本の大切さを思い出させてくれ た点でとても意義のあるレッスンだったと思います。教えられたことがもう一つ、それは『曲を演奏するとはどういうことか』 ということでした。簡単に言えば、『作曲者が何を思い、その曲が何を意味するのかを考えて弾くこと』簡単なようで難しいこ とです。レッスンの帰り道、喜びと新たな思いが心によぎっていました。

   
オペレッタに出演しました
2000年12月9日、10日 喜歌劇楽友協会 オペレッタ「メリー・ウィドー」

ふとしたきっかけでオペレッタに出演することになりました。合唱は経験ありましたが、演技なんてしたことがないので大変でした。立ちっぱなしが多くて足は痛いし。けれども良い経験になりました。