瀬崎明日香
Asuka Sezaki
      
2009年オービック・スペシャルコンサート2009 2009年6月10日(水)オービック・スペシャルコンサート2009
◆指揮 小林研一郎
◆場所 ザ・シンフォニーホール
◆プログラム◆
P.I.チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
P.I.チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調Op.64

久しぶりにコバケンさんのコンサートに行って来ました。この日はあいにくの雨模様でしたがお客さんはほぼ満席。さすがに人気がありますね。前半は瀬崎明日香さんのソロでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲でした。ドレスはサーモンピンクでした。雨のためか音程が不安定なところが多々ありました。あとヴァイオリンの線が少し細いようにも感じました。2楽章では安定した音色を聴かせてくださいましたが、1・3楽章が不安定だったのが惜しいです。オケは低音がしっかり鳴っていて良かったです。後半はチャイコフスキーの交響曲第5番でした。コバケンさんの十八番の曲です。思っていた印象とは違い、テンポは速めで聴いていてスッキリする演奏でした。チェロ、コントラバスに音を出すように指示する場面があったりしてコバケンさんならでは曲に対するこだわりも垣間見えました。楽章の合間に聴衆が咳をするのが納まってから、再び指揮台に上がり指揮棒を振ろうとしたところで、1人の観客が咳をしてしまい、再び指揮台を降りて納まるのを待つこだわりようでした。大フィルは集中力を感じさせる熱い演奏を繰り広げていました。やはり並の指揮者ではありませんね。コバケンさんの演奏は生演奏に限ります。演奏会に来る度に「また聴きに来たい」と思わせるものを持っていると思います。演奏後は当然「ブラヴォー!」の嵐でした。終わってから楽団員と握手をしてまわるのも、花束を楽団員に向けて投げるのも恒例です。アンコールは恒例の「ダニー・ボーイ」でした。終演後コバケンさんと瀬崎さんにサインをいただきました。

サイン