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2001年7月22日(日)NHK交響楽団「夏」大阪公演 ◆指揮 ファビオ・ルイージ ◆場所 ザ・シンフォニーホール ◆プログラム P.デュカス/交響詩「魔法使いの弟子」 N.パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6 C.A.ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲 I.F.ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1945) このコンサート実はチケットが即日完売してしまったそうで、あきらめていたのですがキャンセルが出たために行くことが出来ました。(^○^)パガニーニの協奏曲は導入部の部分は省略された形で演奏されていました。オリジナルは長いんですよ。しかしこの曲はオーケストレーションがいまいちですね。いかにも伴奏って感じです。それに対しヴァイオリンソロは超絶技巧のオンパレード。鑑賞するというよりは呆気にとられて超絶技巧を眺めるための曲といった方が良いのかもしれません。玲子さんの演奏は非常にパワーがあって良かったです。しかも表情も豊かでした。1楽章のカンタービレの部分を「いいなぁ」と思いながら聴いていました。ここ数年玲子さんのヴァイオリンは本当にパワーも表現力も増してきているように感じられます。ファビオ・ルイージさんはよく知らないのですが実力ある指揮者だなぁと感じました。「牧神の午後への前奏曲」も「火の鳥」もとても表情豊かな演奏だったと思います。終演後サイン会がありました。 |
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2002年1月16日(水)大阪フィルハーモニー交響楽団 アルカイック定期 ◆指揮 秋山和慶 ◆場所 アルカイックホール ◆プログラム E.シャブリエ/狂詩曲「スペイン」 E.ラロ/ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.21「スペイン交響曲」 M.ファリャ/バレエ組曲「三角帽子」第1部・第2部 N.A.リムスキー=コルサコフ/スペイン奇想曲Op.34 アルカイックホールは前回五嶋龍君の演奏会で2階の最後部の席で聴いて物足りなかったので今回は1階席真中より少し前で聴いてみました。このホールはそう響かないからなのか、天井が高くて音の跳ね返りが遅いからなのか玲子さんの演奏がこじんまりと聞えました。演奏内容はすっきりとしていてテクニックも完璧で非常に良かったのですが、音量が足りないように感じてしまうのです。以前シンフォニーホールで聴いたときは非常に豊かな音量で「エングルマン」の音の良さに改めて感心したものでしたが。。。大フィルの演奏は全体的に可もなく不可もなくという感じでしたが、一本調子でもう少し変化が欲しいと感じました。終演後楽屋まで押しかけてサインをいただいてから帰りました。玲子さんは今ではすっかり私のことを覚えてくださっています。(^○^) |
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2003年3月3日(月)大阪府教職員互助組合主催大阪フィルの夕べ ◆指揮 梅田俊明 ◆場所 フェスティバルホール ◆プログラム B.スメタナ/交響詩「モルダウ」 P.I.チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35 M.P.ムソルグスキー(M.ラヴェル編曲)/組曲「展覧会の絵」 大阪府教職員互助組合主催のコンサートでした。開演時間を勘違いしていたため1曲目を聞き逃しました。おまけに席が2階席の一番後ろの列でした。この場所に座るのは初めてでしたが、擂鉢状になっているのでかなり怖かったです。(^_^;)玲子さんのチャイコフスキーはとてもエネルギッシュで速い演奏でした。音量も結構あったと思います。大フィルにはもう少し頑張って欲しかったなぁと感じました。玲子さんの速さについていけていない気がしました。後半の展覧会の絵ではオーケストラがかなり本領を発揮していたように感じました。チャイコフスキーの終演後楽屋に赴いて玲子さんにサインをいただきました。 |
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2003年6月9日(月)ロシア音楽の祭典 ◆指揮 アレクサンドル・ドミトリエフ ◆管弦楽 関西フィルハーモニー管弦楽団 ◆場所 ザ・シンフォニーホール ◆プログラム D.D.ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77 M.P.ムソルグスキー/ホヴァンシチナ前奏曲 A.K.リャードフ/8つのロシア民謡Op.58 N.A.リムスキー=コルサコフ/スペイン奇想曲Op.34 前半のショスタコーヴィチですが、40分間も演奏しなくてはならない上、3楽章では長くテクニック的にも難しいカデンツァまでが登場します。生演奏で聴くのはこれで3度目です。玲子さんの演奏はテクニック的にも素晴らしい上、ショスタコーヴィチらしい「暗い」雰囲気も上手く表現出来ていたように感じました。特に3・4楽章が良かったと思います。終演後には「ブラヴォー!」の声もありました。鳴り止まない拍手に応えてアンコールにパガニーニの曲を弾いて下さいました。後半は特に「スペイン奇想曲」が良かったと思います。指揮者のドミトリエフさんのオケを引っ張る力がすごいからなのかこの日の関フィルはどれをとっても力演でした。おまけに2曲のアンコールまで演奏して下さいました。(^。^)玲子さんはお疲れから帰られてしまって(あれだけの力演でしたから無理もありません。)いましたが、ドミトリエフさんにはサインをいただきました。 |
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2004年9月12日(日)渡辺玲子と仲間たち −欧・日・南米の至福の出会い− ◆ヴァイオリン 渡辺玲子(*1) ◆ギター 鈴木大介(*2) ◆フルート 中川 愛(*3) ◆場所 京都府立府民ホールアルティ ◆プログラム J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004より「シャコンヌ」(*1) M.マレ/スペインのフォリア(*3) N.パガニーニ/ヴァイオリンとギターのためのソナタホ短調 Op.3-6(*1、2) N.パガニーニ/カンタービレニ長調Op.17(*1、2) N.パガニーニ/ロッシーニの「モーゼ」主題による序奏と変奏曲 (*1、2) S.ゾーヴァンディ/夢(*2) 久留智之/地上にひとつの場所を(2004年委嘱世界初演) (*1、2、3) J.イベール/間奏曲(*2、3) M.ラヴェル/ハバネラ形式の小品(*2、3) A.ピアソラ/「タンゴの歴史」より(*1、2) 恒例の900円コンサート。前回堀米さんのコンサートでは立ったまま聴く破目になったので今回は早めに出かけました。思ったとおり満席でした。玲子さんのヴァイオリンを聴くのは約1年ぶりです。使用楽器ははストラディヴァリウス「ドラゴネッティ」に変わっていました。「エングルマン」とは違い太くて渋めの音色の楽器です。玲子さんの演奏スタイルは以前はシャープな感じでしたが、楽器が変わったことで柔らかさが加わったように思えました。バッハの無伴奏パルティータもふわっと包み込むような演奏でした。パガニーニのソナタ、モーゼ変奏曲では相変わらず完璧な技巧を見せておられました。ギターの鈴木大介さんとのコンビネーションもぴったりでした。中川さんのフルートもとても素敵で、特に「スペインのフォリア」が良かったです。(この曲コレルリの「ラ・フォリア」に似ているので好感が持てるんですよね。)久留さんが作曲された現代曲も(普通現代曲ってとっつきにくいのですが)意外に聴き易く感じました。終演後サイン会がありました。 |
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2008年03月18日(火)リサイタル ◆ピアノ 江口亮 ◆場所 いずみホール ◆プログラム◆ W.Aモーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調K.304 L.V.ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」 Op.47 J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004 P.サラサーテ/ツィゴイネルワイゼンOp.20 玲子さんの演奏を聴くのは約4年ぶりのことです。いずみホールに出かけるのもかなり久しぶりです。日本音楽財団主催のリサイタルで、この日演奏していたヴァイオリンはグァルネリ・デル・ジェス1736年製「ムンツ」Guarneri del Gesu 1736 violin “Muntz”でした。1曲目のモーツァルトのソナタ28番は個人的に好きな曲なのですが、ヴァイオリンの音が抜けた感じに聞こえてまだ音が鳴りきっていない気がしました。2曲目のクロイツェルがこの日の演奏では一番良かったです。玲子さんの演奏はシャープなベートーヴェンでした。江口さんは相変わらず好サポートでした。ピアノの蓋が全開だったのにもかかわらず音のバランスが非常に良かったと思います。物足りないと思う方もおられるかもしれませんが、私は江口さんのでしゃばり過ぎないピアノは好きです。後半のバッハの無伴奏パルティータの2番は玲子さんの演奏で全楽章聴くのは8年ぶりとかなり久しぶりです。(「シャコンヌ」だけで聴くのも4年ぶりです。)今回は全体的に弾き急ぎすぎる感じがしました。最後の「ツィゴイネルワイゼン」はパワー全開の素晴らしい演奏でした。この手の曲は似合いますね。それにしてもこの日演奏したヴァイオリンはずっと貸与させるわけではないのでしょうか?演奏が進むうちにだんだん鳴っていっていましたが、ずっと弾いていればもっと鳴るのではないかなぁと思いました。 アンコールは1.J.マスネ/タイスの瞑想曲 でした。終演後お2人にサインをいただいて帰りました。 |
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