デジュー・ラーンキ
Dezso Ranki
      
1995年ハンガリー国立交響楽団 1995年11月26日(日)ハンガリー国立交響楽団
◆指揮 小林研一郎
◆場所 ザ・シンフォニーホール
◆プログラム
Z.コダーイ/ガランタ舞曲
B.バルトーク/ピアノ協奏曲第3番
G.マーラー/交響曲第1番ニ長調「巨人」

ラーンキは1969年にロベルト・シューマン国際音楽コンクールに優勝したハンガリーを代表するピアニスト。バルトークの曲といえば聴きにくいという先入観がどうしても付物ですが、彼が弾いた第3番の協奏曲は結構聴きやすい曲です。ラーンキのは柔らかい演奏でしたから一層聴きやすかったと思います。コバケンさんもすごくのっていて、後半のマーラーが終わった瞬間「ブラヴォー」の声が飛び交いました。お客さんが中々帰ろうとしないのでコバケンさんもオケのメンバーも何度も舞台に出てきていました。

1995年リサイタル 1995年12月17日(日)ピアノリサイタル
◆場所 奈良市史跡文化センター
◆プログラム
L.V.ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調Op.54
L.V.ベートーヴェン/アンダンテ・ファヴォリヘ長調WoO.57
L.V.ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
R.シューマン/クライスレリアーナOp.16

前半は普段あまり演奏されないやや玄人好みのベートーヴェンの曲で固められていました。ベートーヴェンばかりだと普通疲れてくるのですが、ラーンキの弾き方は軟らかなので聴きやすくて良かった思います。後半のクライスレリアーナも同様に聴きやすい演奏でした。終演後チラシにサインをしてもらって帰りました。横のチラシがサイン入りチラシです。