小山実稚恵
Michie Koyama
      
2000年リサイタル 2000年1月28日(金)ピアノリサイタル
◆場所 ザ・フェニックスホール
◆プログラム
F.ショパン/ワルツ第10番ロ短調Op.69-2
F.ショパン/夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
F.ショパン/スケルツォ第1番ロ短調Op.20
F.ショパン/夜想曲第20番嬰ハ短調
F.ショパン/ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
F.ショパン/24の前奏曲Op.28

恒例のティータイムコンサートでオールショパンプログラムでした。激しい曲と穏やかな曲がうまく組み合されていて聴きやすかったと思います。特に夜想曲第20番のような繊細さが要求される曲は良かったと思います。激しさが伴う曲はもう少しというところですが演奏スタイルは結構気に入ったのでまた聴きに行こうと思います。終演後サイン会がありました。

2000年バッハ没後250年リサイタル 2000年4月28日(金)ピアノリサイタル
◆場所 イシハラホール
◆プログラム
J.S.バッハ/平均律クラヴィーア曲集第1巻
        24の前奏曲とフーガBWV.846-869

今年はバッハ没後250年いうことでバッハ関連の音楽が多く演奏会されます。小山さんのリサイタルもその1つで、2回に分けて平均律クラヴィーア曲集の第1巻、第2巻を全曲 演奏します。今回は第1巻の方の演奏でした。1番から順番に演奏するのではなくて、順番を並べ替えて演奏するというちょっと変わった試みをしていました。小山さんのバッハって堅苦しくなくて聞きやすいなあと思いました。もっともあまりにも長くて印象に残った曲は?と言われると困ってしまいますが。(^_^;)終演後サインをいただいて帰りました。

2009年大阪センチュリー響第138回定演 2009年2月6日(金)大阪センチュリー交響楽団第138回定期演奏会
◆指揮 アラン・ブリバエフ
◆場所 ザ・シンフォニーホール
◆プログラム
M.P.ムソルグスキー/歌劇「ホヴァンシチナ」より前奏曲
              「モスクワ川の夜明け」
S.V.ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
S.S.プロコフィエフ/交響曲第7番嬰ハ短調Op.131「青春」

センチュリーの演奏を聴くのは本当に久しぶりです。お客さんはほぼ満席。オケは通常の配置でした。指揮者のブリバエフさんは2003年にサンクトペテルブルクフィルでテミルカーノフさんの代役をされた時にかなり熱血タイプの指揮をする人だという印象を受けていました。1曲目のムソルグスキーの歌劇「ホヴァンシチナ」はムソルグスキーが曲を完成する前に死んでしまったので他の人がこの曲を完成させたのだそうです。リムスキー=コルサコフの編曲版が演奏されましたがとても聴きやすい曲でした。2曲目は小山さんのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番でした。この曲は4ヶ月前に自分がオケで演奏したこともあって思い入れの強い曲の1つでした。小山さんのピアノは第1楽章のロシア正教会の鐘の音を表している冒頭の音色から迫力ある演奏で良かったです。オケとのコンビネーションも良かったです。1楽章最後をクレシェンドして終わるところも良かったです。2楽章のフルートソロ良かったです。小山さんは哀愁漂うメロディを上手く表情を付けて弾いておられました。3楽章の高速のグリッサンドも素晴らしかったです。最後の部分のオケの盛り上がり方も良かったです。オケが大きすぎると思う方もおられたかもしれませんが、この曲はピアノがメインですが実はオケも活躍する要素をたくさん持っている曲なのでこのぐらい大きい音で演奏しても良いと思います。それにしても最近自分が2ndVnを弾いているからか主旋律以外の音がやたらと耳に入ってくるようになりました。終演後「ブラヴォー!」の声があちらこちらから飛び交っていました。鳴り止まない拍手に応えて小山さんは何度も舞台に登場しておられました。後半はプロコフィエフの交響曲第7番でした。プログラムによると解り易く抒情的な曲だと書かれていました。確かに聴きやすい曲でした。ハープ、ピアノ、パーカッションも様々な楽器が登場するのでオケの編成も面白いです。こちらもプログラムによるとコーダには2種類あり、静かに終わるものと盛り上がって終わるものがあるとのことでした。感じからして静かに終わる方を演奏したようです。終演後ブリバエフさんが流暢な英語でお話をされて、オケの演奏が始まりました。プロコフィエフのようだなぁと思いながら曲を聴いていましたが、それは交響曲第7番のもう1つのコーダだったようです。確かに賑やかなフレーズでした。ちなみにセンチュリーは存続が危ぶまれていましたが補助金は打ち切られないことになったようです。オケはバックアップがないとやっていけないのが現状なのかもしれませんが、個人的にはもっとクラシックをあまり聴かない人もコンサートに足を運んでくれるようなオーケストラになっていく必要はあるだろうと思っています。終演後サイン会がありました。(^^♪

サイン