アン・アキコ・マイヤース
Anne Akiko Meyers
      
1993年リサイタル 1993年3月6日(土) ヴァイオリンリサイタル
◆ピアノ マイケル・デュセク
◆場所 ザ・シンフォニーホール
◆プログラム
I.F.ストラヴィンスキー/イタリア組曲
J..ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
O.メシアン/主題と変奏(1932)
A.ドヴォルザーク/ロマンスヘ短調Op.11
M.ファリャ(コハンスキー編)/7つのスペイン民謡より
                   1.ムーア人の衣装
                   2.アストゥリア地方の歌
                   3.ホータ
                   4.子守歌
                   5.ポーロ

五嶋みどりと同じくドロシー・ディレイの元で研鑚を積んだアキコ・マイヤース。この日のプログラムには大好きなブラームスのソナタ3番が含まれていたのですが、そう印象には残らなかったのが残念でした。後半のファリャの演奏が一番印象に残りましたね。いわゆるアメリカ的な演奏をするヴァイオリニストの彼女は気が強そうな外見とは違ってファンは大事にする人でした。終演後サイン会がありました。

2000年リサイタル 2000年10月21日(土) ヴァイオリンリサイタル
◆ピアノ 江口 玲
◆場所 宝塚ベガホール
◆プログラム
E.ベルリオーズ/夢想とカプリッチョ
L.ヤナーチェク/ヴァイオリン・ソナタ
佐藤聡明/歪んだ時の鳥たちU
I.F.ストラヴィンスキー/ディヴェルティメント

彼女の演奏を聴くのは本当に久しぶりです。3曲目が当初ドホナーニのソナタでしたが、変更になりました。以前はストラディバリウスを使用していましたが、ヴァイオリンを変えたようです。そのせいか以前聴いたときとはかなり印象が異なりました。この日はどの曲も外れだと感じないくらい良かったと思います。特に3曲目の歪んだ時の鳥たちUはかなり繊細な曲でしたが、彼女のヴァイオリンも江口さんのピアノもその繊細さをよく表した演奏で、聴いてるうちに涙が出そうになる程感動しました。(@_@)後半のディベルティメントもコントラストがはっきりした良い演奏でした。終演後サイン会がありました。余談ですが私はベガ・ホールは素晴らしい音響を持つホールだと思います。この時はお客さんが結構入っていましたから、響きがちょうど良かったのだろうと思いますし、さすがにプロだけあって音のバランスが取れていました。ちなみにピアノの蓋は全開にしていましたよ。私達の演奏会は観客が少ないせいもあって、ピアノがヴァイオリンにかぶって聞えるのだろうと思います。

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