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2006年9月2日(土)大阪シンフォニカー交響楽団 第43回名曲コンサート ◆指揮 キンボー・イシイ=エトウ ◆場所 ザ・シンフォニーホール ◆プログラム B.スメタナ/歌劇「売られた花嫁」序曲 A.L.ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53、B.108 A.L.ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調Op.95、B.178「新世界より」 名曲コンサートは低料金でコンサートを聴くことができるのでかなり好評なようです。お客さんの入りも良かったです。啓子さんの演奏を聴くのは約4年ぶり、しかもオーケストラをバックで聴くのは約8年ぶりです。「売られた花嫁」の演奏が終わってから登場された啓子さん、髪型を変えられたんだなぁと思って見ていました。ヴァイオリンもガダニーニからストラディバリに変えられたとのことでした。今度のヴァイオリンは透明感のある音色で聴いていて心地よく感じました。ただ1楽章ではヴァイオリンの音量が足りなくて、2楽章3楽章と進むうちにだんだんとヴァイオリンが鳴っていっているように感じました。私の座っていた席が2階のサイドだったこともあると思いますが、オーケストラの音の方が勝っていてバランスが良くないような気がしました。もしかしたらヴァイオリンがまだ鳴りきっていないのかもしれません。ホールの条件によっても異なりますからもっと時間が経ってからまた聴いてみたいと思います。後半の「新世界」はまあまあ良かったです。終演後啓子さんにご挨拶してサインをいただきました。 |
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2007年6月28日(木)京都大学交響楽団第181回定期演奏会 ◆指揮 平井秀明 ◆場所 兵庫県立芸術文化センター大ホール ◆プログラム◆ J.シベリウス/「カレリア」序曲Op.10 M.ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26 S.V.ラフマニノフ/交響曲第2番ホ短調Op.27 アマチュアオケの演奏会はあまり行く機会がないのですが、啓子さんのブルッフを聴きたくて出かけて行きました。客席はほぼ満席。A席しか購入出来なかったので当日引換えで2階の舞台に向かって右側の席でした。そこで聴いた印象ですが、音が飛んでこないです。オケの音はこじんまりとしているように感じました。京大オケですが弦は上手いと思いました。管楽器は全体的にeinsatsが揃わない点が気になりました。さて、2曲目で啓子さんが濃いブルーのドレスで登場しました。ブルッフは全体的に溜めて聞かせる演奏でした。時々オケが啓子さんの演奏について行けてないかなぁと思える面もありましたが全体的には良かったと思います。個人的にドイツロマン派の曲は溜めて弾く演奏は好きです。2楽章は思い切りヴァイオリンを歌わせる演奏で、ストラディバリウスの透明感ある音とマッチしていて良かったと思います。最近はこういう弾き方をする方は少なくなったと思います。残念だったのはホールの音響が良くなくて2階まで音が飛んで来なかったことです。1階で聴けばもっと良かっただろうと思います。「ブラヴォー!」の声もありました。鳴り止まない拍手に応えてアンコールはN.パガニーニの「24のカプリス」から数曲演奏されました。後半のラフマニノフはなかなかの力演でした。3楽章はもっと歌って演奏すればもっと良かったと思います。(3楽章が終わったところで拍手をしかけた人が結構おられました。(^_^;))終演は21:30。長丁場でした〜。終演後啓子さんにご挨拶してサインをいただきました。 |
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2007年7月12日(木)ヤマハ「アルティーダ」プレミアム・コンサート ◆ピアノ 黒田亜樹 ◆場所 ザ・フェニックスホール ◆プログラム T.A.ヴィターリ/シャコンヌト短調 L.V.ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47 「クロイツェル」 F.クライスラー/プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ F.クライスラー/愛の悲しみ F.クライスラー/愛の喜び M.ファリャ/7つのスペイン民謡より 1.ムーア人の衣装 2.アストゥリア地方の歌 3.ホータ 4.子守歌 5.歌 6.ポーロ M.ラヴェル/ツィガーヌ ヤマハ主催の無料コンサートで演奏楽器はヴァイオリンもピアノもヤマハ製を使用していました。プログラムは有名で聴きやすい曲がメインでした。1曲目のヴィターリの「シャコンヌ」はコンサートであまり取り上げられることがないので聴くことができてよかったです。生で聴いてみて改めて難しい曲なのだと思いました。ヴァイオリンが新しいからでしょう。高音がまだ鳴りきっていない感じがしました。次の「クロイツェル」も良かったです。全体的にとても表情豊かで聴きやすい演奏でした。新しい楽器にもかかわらず音も十二分に出ていたと思います。休憩時間中にヤマハのヴァイオリンを試し弾きしました。啓子さんが使用していた楽器はストラディバリ仕様で、新しいので高音を鳴らすのは大変だと感じましたが、統一のとれた音が鳴る楽器だと思いました。後半は1曲目の「前奏曲とアレグロ」が特に良かったです。迫力がありましたし、弱音と強音のコントラストもはっきりしていました。「愛の悲しみ」「愛の喜び」のヴァイオリンの歌わせ方もイメージどおりでした。次のファリャの「7つのスペイン民謡」も出だしのフラジオレットが綺麗に鳴っていましたし、強弱のコントラストもはっきりした素晴らしい演奏でした。最後の「ツィガーヌ」も素晴らしかったです。やはりプロが演奏すると楽器の本領が発揮されるものなのですね。パワーもありましたし、演奏テクニックも素晴らしかったです。聴衆は咳をすることもなく集中して聴いていました。 アンコールは1.J.マスネ/タイスの瞑想曲 2.V.モンティ/チャルダーシュ でした。 どちらも素晴らしい演奏でした。個人的な望みですが、同じプログラムで啓子さんのストラディバリで演奏を聴いてみたいです。終演後啓子さんに花束を渡してご挨拶し、サインをいただきました。 |
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2011年7月10日(日)デビュー30周年記念リサイタル ◆ピアノ 有馬みどり ◆場所 兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール ◆プログラム J.S.バッハ/G線上のアリア F.シューベルト/ソナタ(デュオ)イ長調Op.162,D.574 J.ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108 J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌBWV1004 H.ヴィエニャフスキ/レゲンデ(伝説)Op.17 I.F.ストラヴィンスキー/イタリア組曲 1.前奏 2.セレナータ 3.タランテラ 4.2つの変奏を伴うガヴォット 5.小スケルツォ 6.メヌエットとフィナーレ デビュー30周年リサイタルで東日本大震災復興チャリティーコンサートも兼ねたリサイタルでした。1曲目のG線上のアリアは追悼を込めて演奏されました。2曲目のシューベルトはピアノと上手くかみ合った演奏で良かったです。次のブラームスの第3番も良かったです。全体的にかっちりした演奏でした。休憩を挟んで後半は「シャコンヌ」からスタート。古楽器奏法を取り入れた澄んだ音色の演奏で良かったです。次の「レゲンデ」は私にとっても思い出のある曲です。感性豊かで良かったです。「イタリア組曲」は「プルチネルラ」が原曲なのですが技巧的な部分があり、歌う部分ありで良かったです。アンコールは 1..F.ストラヴィンスキー/イタリア組曲から「小スケルツォ」2.S.V.ラフマニノフ/ヴォカリーズOp.34-14 でした。 どちらも素晴らしい演奏でした。啓子さんは「小スケルツォ」は原曲はご主人が奥さンンをグチっている歌詞をテノールが歌うらしく場内から笑いが起こりました。「ヴぉカリーズ」は大好きな曲なので嬉しかったです。チケットは完売していましたが、会場の中に音を立てる人がいたのが残念でした。終演後啓子さんにご挨拶し、サインをいただきました。 |
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