加藤知子
Tomoko Kato
      
1998年リサイタル 1998年12月18日(金)ヴァイオリンリサイタル
◆ザ・フェニックスホール
◆プログラム
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調
        BWV.1002
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV.1003
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調BWV.1005

バッハの無伴奏演奏会シリーズの3回目でした。無伴奏を立て続けに聴いたのはこれが2回目ですが、彼女のヴァイオリンは実につややかで心地よいものでした。 ふわっとした雰囲気が伝わってくる上、自分の席が彼女の真正面だったので、ボウイングから指使いまで良く見えました。バッハは何と奥深い音楽なのでしょう。終演後、楽屋に押しかけてサインをもらっていっしょに写真も撮りました。とても愛想の良い人でした。

2000年関フィル138回定演 2000年3月14日(火)関西フィルハーモニー管弦楽団第138回
             定期演奏会
◆指揮 金洪才
◆場所 ザ・シンフォニーホール
◆プログラム
尹伊桑/ムアーク
L.V.ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
L.V.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」

加藤さんのオケ盤演奏は初めて聞きましたが、すごく音量があると思います。オケも普通は小編成にするのですが、この日はそうではなかったと思います。シンフォニーホールの2階にいると音が届いて来ないことが結構あるのですが、思いきり聞えてきました。欲を言えば、音程が少し甘かったのを何とかすれば言うことはなかったと思います。それにしても関フィルは最近力演が多いと思います。前半のムアークも良かったし。(現代曲なので意味はわかりませんが、楽器編成が面白いで す。(^○^))後半の「運命」もそう粗はありませんでしたし。

2000年リサイタル 2000年9月27日(水)ヴァイオリンリサイタル
◆ザ・フェニックスホール
◆プログラム
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調
        BWV.1006
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV.1001
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調
        BWV.1004

以前聴いたバッハの無伴奏シリーズの残り3曲でした。相変らずふわっとした雰囲気が伝わってきます。バッハの曲には特別な オーラを発する力があるような気がします。バッハが言いたいことが(それを私もわかっているわけではありませんが)感じ取れる良い演奏でした。 後半のパルティータ第2番の『シャコンヌ』が特に良かったと思います。 加藤さんは終演後、バッハの曲はバイブルだとよく言われますが、ご自分は学生 時代にはきれいな曲だけどそこまでは感じていなかったけれど、最近それがわかってきた気がします。とおっしゃっていました。 私もバッハは時代を先取りして作曲した素晴らしい人なんだと改めて思いました。バッハの曲は基本でありゴールでもあるのですね。 終演後はサイン会がありました。

サイン