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2010年5月29日(土)フィルハーモニア管弦楽団 ◆指揮 エサ=ペッカ・サロネン ◆場所 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール ◆管弦楽 フィルハーモニア管弦楽団 ◆プログラム E.P.サロネン/ヘリックス P.I.チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35 J.シベリウス/交響曲第2番 ニ長調Op.43 1曲目の「ヘリックス」は螺旋(らせん)のことだそうです。(深い。音楽で螺旋を表すなんて。)サロネンさん自作の曲ですが、意外に聴き易い大編成の曲でした。パーカッションもいろいろな楽器が登場していました。2曲目でヒラリー・ハーンさん登場です。チャイコフスキーの協奏曲のCDはまだ発売されたばかりで彼女の演奏は予習していなかったのですが、以前聴いたシベリウス同様テンポゆっくり目の丁寧な演奏でした。それでいて歯切れもよくて、クール。熱のこもった演奏ではないけれど冷たくないし疲れない演奏でした。聴いた場所の影響もあると思いますが音量もたっぷりめでした。演奏が終わった直後は「ブラヴォー!」の声が飛び交っていました。鳴りやまない拍手に応えてアンコールはJ.S.バッハの無伴奏パルティータ第3番ホ長調BWV1006より「ルーレ」でした。後半はシベリウスの交響曲2番。この曲も最近は聴く機会が増えました。そういえばサロネンさんはフィンランドの方だったのですね。だからなのか北欧らしさのある演奏でした。オケがフィルハーモニアですので独特の寒さを感じさせてくれるところまではいきませんでしたが演奏は良かったし聴衆は大満足していたようで終演後は「ブラヴォー!」の声が飛び交っていました。アンコールはJ.シベリウスの付随音楽「ペレアスとメリザンド」Op.46よりメリザンドの死と同じくJ.シベリウスの組曲「カレリア」Op.11より行進曲風にでした。サロネンさんはお急ぎだったようで終演後はヒラリー・ハーンさんのサイン会のみありました。ムターさんのときも凄かったですが、また凄い行列でした。でも列が進むのは速かった気がします。私もチャイコフスキーの協奏曲のCDにサインをしていただきました。 |
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2013年11月24日(日)バーミンガム市交響楽団 ◆指揮 アンドリス・ネルソンス ◆場所 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール ◆管弦楽 バーミンガム市交響楽団br> ◆プログラム W.R.ワーグナー/歌劇「ローエングリン」より第1幕への前奏曲 J.シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47 P.I.チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調Op.64 ヒラリー・ハーンさんのヴァイオリンを聴くのは約3年ぶり。ネルソンスさん指揮を聴くのは初めてです。お2人共まだ30代。若い。今回は2階席の中央2列目で聴きました。全体的に中低音の音が弱いかなぁと思いましたが、弦が良かったと思います。2曲目のシベリウス。ヒラリー・ハーンさんの演奏では前回は2008年に聴いています。その時はゆったりと歌わせて演奏していましたが、今回は全体的にクールな感じ。それでいて丁寧で完璧な演奏でした。ドレスは上はベージュ、下は黒のドレスでした。コンサート会場は静まり返って息を呑んで聴いているような感じでした。終演後は「ブラヴォー!」の声が飛び交っていました。鳴り止まない拍手に応えて、アンコールにJ.S.バッハの無伴奏パルティータ第3番ホ長調BWV1006より「ルーレ」。それでも拍手が鳴りやまないのでさらにもう1曲無伴奏パルティータ第3番ホ長調BWV1006より「ジーグ」。休憩を挟んで後半はチャイコフスキーもの交響曲第5番。第2楽章でホルンソロの音程が不安定でした。全体的に金管が少々不安定なのが残念でした。終楽章の最後はもう少し溜めて欲しかったです。でも終演後は「ブラヴォー!」の声が飛び交っていました。ネルソンスさんはオケのメンバーを何度も立たせていました。拍手が鳴りやまないのでアンコールの前にネルソンスさんが英語で挨拶をして、それをヴィオラ奏者のトップ?が通訳していました。それによれば芸文のコンサートは日本ツアーの最後だったらしく、それでオケの演奏も疲れ気味だったのかなぁと思いました。アンコールはE.エルガーの「朝の歌」でした。終演後お2人サイン会があり、すごい行列でした。もちろん私も並んでサインをいただきました。(*^_^*) |
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