ジェームズ・エーネス
James Ehnes
      
2009年兵庫芸術文化センター管第27回定演 2009年9月12日(土)兵庫芸術文化センター管弦楽団
             第27回定期演奏会
◆場所 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
◆プログラム
J.ブラームス/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
A.ドヴォルザーク/交響曲第8番ト長調Op.88

佐渡さんの指揮の新メンバーが加わった芸術センター管のコンサートを聴きに行って来ました。最初にプレ・トークがありました。佐渡さんの面白く解り易い解説は聴衆を惹き付けていました。 ブラームスの協奏曲を演奏したエーネスさんが阪神タイガースの応援歌を気に入ってヴァイオリンで弾いてくれたというところでは笑いと拍手が起こりました。この日のコンサートマスターは豊嶋泰嗣さんでした。 さて、エーネスブラームスですが、ホールが広いこともあって線は細く感じましたが非常に綺麗な音色でスマートな演奏でした。個人的にはスマートすぎるかなと思いましたが技術的には素晴らしかったと思います。 オケは頑張っていましたが、時折木管が不安定でした。終演後鳴り止まない拍手に応えて、アンコールにまずJ.S.バッハのソナタ第3番ホ長調BWV1016より第4楽章を演奏してくださいました。その後も拍手は鳴り止まず 2曲目のアンコール、N.パガニーニのカプリースト短調Op.1-16を演奏してくださいました。圧巻の演奏であっけに取られました。後半はドヴォルザークの交響曲第8番でした。ホルンと木管が不安定なところが若干あり ましたが、佐渡さんらしいいきいきとした演奏でした。特に第4楽章が良かったです。鳴り止まない拍手に応えてアンコールはまずA.ドヴォルザークのスラヴ舞曲Op.48-8ト短調、そしてJ.ブラームスのハンガリー舞曲第5番ト短調 でした。この日の演奏ではこの2曲が一番まとまりがあって良かったです。終演後お2人のサイン会がありました。

サイン