イェフィム・ブロンフマン
Yefim Bronfman
      
2007年フィルハーモニア管弦楽団ウィーン公演 2007年9月29日(土)フィルハーモニア管弦楽団
◆指揮 クリストフ・フォン・ドホナーニ
◆ピアノ イェフィム・ブロンフマン(*1)
◆場所 ウィーン楽友協会大ホール
◆プログラム
H.バートウィッスル/夜のブラックバード(2004)
             <オーケストラのための>
F.メンデルスゾーン/交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」
J.ブラームス/ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83(*1)

フィルハーモニア管弦楽団のウィーン公演で会場はウィーンフィルの本拠地として有名なムジークフェラインザールでした。フィルハーモニアはこれまでに日本では2度聴いていますが、そんなに良い印象は持っていませんでした。ところがこの日は同じオケとは思えないほど気合いの入った演奏をしていたと思います。ムジークフェラインザールはオケにとって特別な場所なんだなぁと改めて感じました。指揮者はドホナーニさん。1曲目はハリソン・バートウィッスルという作曲家の現代曲でした。現代曲は苦手なので感想の言い用がありません。2曲目はメンデルスゾーンの「イタリア」でした。有名な交響曲で私も知っている曲なのですが、全楽章聴くと結構間延びしてしまいます。楽章が進むにつれて「早く終わらないかなぁ。」と思ってしまいました。休憩中にピアノが運び込まれ、後半はブラームスのピアノ協奏曲第2番でした。大きな拍手が起こりブロンフマンさんが登場しました。ブロンフマンさんは何度も来日されているのですが、日本では知名度が高くないこともあって私も演奏を聴いたのは初めてでした。ブラームスの協奏曲はブラームス自信が当初交響曲にしようと作曲しただけあって40分に及ぶ大曲です。生演奏に遭遇することもめったにないと思います。ブロンフマンさんの演奏なかなか力演で良かったです。とにかくテクニックは完璧だと思いました。ただ演奏に面白みが足りないかなとも思いました。そのためか2楽章で睡魔が襲ってきました。(^_^;)終演後は「ブラヴォー!」の嵐状態で何度も舞台に登場していました。それにしても日本でチケットを購入したのは失敗でした。